記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

イラストコラム:練習嫌いこそ練習計画を立てるべき理由3つ

スポンサーリンク

 こんにちは、ザキナナです。

 突然ですが、私はイラスト練習があまり好きではありません。

 できるだけ練習に時間を割きたくない、面倒くさがりです。

 

 細かい練習計画なんかを立てているので練習好きと誤解されるのですが、実は逆なんです。

 練習をしたくないからこそ、最短で効率良く最低限の努力で目標のイラストを描けるようになるために、計画を立てているのです。

 そう、イラスト練習計画は、練習が好きじゃない人ほど作るべきものなんです!

 

 今回はその効能と理由を書いていきたいと思います。

 同じような練習嫌いの方、よろしかったらご覧ください。

スポンサーリンク

結局イラストの練習には正攻法しかない

 皆さんはどんなイラスト練習をしているでしょうか。

 模写、デッサン、30秒ドローイング、色々ありますけれども、基本的に

「見て、描く」

というのがほとんどです。

 ウチのブログを含め、イラストの描き方を扱うサイトや講座はたくさんありますが、これらは全て「描くコツ」をそれぞれのやり方でお伝えしているだけで、結局自分がする練習は「見て、描く」なんです。

 

 さて、する練習がみんな同じなら、上達が早い人と遅い人の差はどこで生まれるのでしょう

 それは目的意識の有無だと私は考えます。

 

 例えば模写をするとして、ただそっくりに写し取ることばかりに気を取られていると得るものが少ないです。元イラストから何かを学ぶよりも、似せることに主軸が行ってしまうからですね

 もちろん無駄な練習ではありませんが、効率が悪いです。

 一方でその元イラストから何を学ぶために模写をするのか、最初に目的意識を持っていると学びは多くなります。目的に応じた資料イラストも選びやすく、見当外れな練習をしなくなります。

 

 結局やるべき練習が「見て、描く」なら、後者の方がずっと上達が早くなると思いませんか?

 だからこそ私は練習計画の作成をお勧めしています。

イラスト練習計画を立てるべき理由3つ

 ここからは、私が練習計画を立てて感じているメリット3つをご紹介します。

1.自分にとって必要な練習だけに注力できる

 個人によって、得意不得意がありますよね。

 モノクロ絵が得意な人もいれば、カラーの方が得意な人もいます。手の描き方が苦手な人もいれば、足の描き方の方が苦手な人もいます。

 だったら得意な部分は置いておいて、苦手な部分を練習して底上げすればイラストの完成度はぐっと上がるはずです。

(得意な部分を伸ばす方が良いという考えもあります。自分にとって弱点克服とどちらの方がイラストの完成度を上げる効果があるかは、一度考えてみるといいかも)

 

 練習するべき内容を先に決めておくと、無駄な練習をすることがありません

 決めていないと、その時の気分によって描けるものだけ描いて練習したつもりになったりします。

 特に学校や仕事から帰ってきた後などは脳が疲労して決断力・判断力が鈍りますので、事前にすることを決めておく方がいいのです

 

 私は練習計画を立てて必要な練習だけに注力してきたことで、どうにか見れる絵が描けるようになってきました。もちろんまだまだですが、苦手な部分が改善されるとテキメンに効果が表れていると感じられます。

2.場当たり的な練習法に振り回されなくなる

 自分に必要な練習法を決めておくと、目新しい練習法が現れても飛びつくことはなくなります。

 どうしても「こうすると楽できるよ! すぐに上手くなるよ!」というものには惹かれがちですが、それが自分にとって必要な練習かどうかすぐに判断できるようになるからです。

 そして、練習計画に沿って練習を1ヶ月も続けていると、それなりの負荷がないと上達はないことが分かってきます。

 外から入ってくるやり方よりも、自分が作った練習計画の方がずっと自分に合っていて効果的で上達が早いということに気付けば、練習法を探してふらふらすることもなくなります。

 

 もちろん、講座を見るなというわけではありません。要はコツだけつかんで、軸足をそちらに移すことなく自分のやり方に取り入れればいいのです。私も講座は好きでよく見ますが、いいなと思う部分だけかいつまんでいます。

 palmieや動画サイトの講座なんて、見てると目からウロコがぽろぽろ落ちますよね。

 そこから何を学び取るか厳選するのにも、練習計画は役に立ちます。

3.上達スピードが上がる

 イラスト練習計画を立てて、やはり一番のメリットを感じるのはこれです。

 全能力を一気に底上げなんて到底できませんが、自分が描きたい絵のために必要となる練習を厳選するので、最低限納得のいくイラストを描けるようになるまでが早いのです。

 そして、練習のモチベーションも上がります。

 

 私を例に言いますと、これまでの1年は「8頭身男子を全身描けるようになる」のを目標にしていたわけですが、そのために骨格、筋肉、稼働域の勉強は最低限必要だと感じていたためとても集中して知識が吸収できました。

 自分が興味を持ったり必要としていたりする知識の方が頭に入りやすいのは、誰しも経験して知っていますよね。

 これが、背景とかパースとかの練習だったらここまで集中できなかったと思います。自分が描きたい8頭身男子にとって、その練習では直接的な必要性を感じられないからです。

 

 何が言いたいかというと、つまり描きたい欲を満たしてくれる練習に絞ることで、知識の吸収力はぐんと上がるということです。

 そして、そこで満たされても止まることはありません。

 最低限描きたいものが描けるようになると、それに付随するものも描きたいという欲が湧いてきます。そうしてどんどん描けるものが増えてくる。そのまま上昇スパイラルに入ることができれば、さらに上達していけます。

 

 好きな練習をするのではなく、必要な練習をする。必要な練習をすれば好きな絵を描けるようになる。練習計画はその指針になるものです。

計画を作るデメリット

 ここまで良いことばっかり書いてきましたが、デメリットもあります。

 とにかく、作るのに時間が掛かる

 これが面倒だと思ってしまうとつらいですね……。でも、一度作ってしまえばその後は書き換えや作り直しも楽なので、一度時間を取ってみて欲しいです。

 克服できた課題を消していく作業も達成感があっておススメですので是非。

 

 あと、そもそも計画というものに縛られることを嫌う方には合いません。

 気ままに、自分の良いところだけを伸ばしたいという方は、そちらの方が楽しく描けると思います。

 練習が楽しいと思えるなら上達はしていきますので、何につけ、自分に合う練習法を見つけるのが一番です。

まとめ

 練習嫌いな人こそ練習計画を立てるべき理由、いかがだったでしょうか。

  • 自分にとって必要な練習だけに注力できる
  • 場当たり的な練習法に振り回されなくなる
  • 上達スピードが上がる

 この効果を実感できると、練習があまり苦でなくなります。

 

 もちろん私のやり方に完全に沿う必要はなく、自分の続けやすい形で計画を立ててみて下さい。

 練習嫌いが効率のいい上達を目指すなら、量より質が重要です!

 皆さんもよいお絵かきライフを!

コメント

タイトルとURLをコピーしました