こんにちは、ザキナナです。
練習計画も5回目になりました。
1回目からご覧になりたい方はこちら。
今回は、前回決めた練習内容に優先順位を付けていきます。
手あたり次第始めるのではなく、きちんと優先順位を付けておくことで効率は断然上がりますので、是非ともやってみて下さい。
自分が優先的に克服したい課題から順位を付ける
まず今まで出した課題を、特に自分が克服したいと思うものから順に番号を付けていきます。
最初に選ぶべきは、自分にとって「これが描けるようになったらすごく嬉しい」という課題です。
描きたいけど今は描けていない、でも描けたらテンションが上がる、という課題をまずは優先して下さい。これによって今後の練習に弾みをつけます。
描きたいものがある → 練習する → 描けた!嬉しい! → もっと上手く描きたい → 練習する → ……
このサイクルを作るのが重要で、特に一番最初の練習の成功体験が肝です。
克服できたら嬉しい課題から、どんどん番号を振っていきましょう。
優先順位が決まらない課題に番号を振るための目安
課題がたくさんあると、どれを優先していいか分からない項目が出てくるかもしれません。
その場合の基準は下の3項目を目安にしてください。
- 改善による効果の大きさ
- 取り掛かるまでの手軽さ
- 習得に掛かる時間
以下で詳しく説明します。
改善による効果の大きさ
改善による効果の大きさとは、その課題を克服した時に、どれだけイラストの完成度が変わるかという程度の差です。
弱点の克服によって、イラストに大きく改善が見込めるならばそちらを優先します。
取り掛かるまでの手軽さ
取り掛かるまでの手軽さとは、いざ練習をしようとした時に、必要なアクション数がどれだけ少ないかということです。
練習は前段階の工程が多いほど面倒になるものです。
ですから練習のための準備工程が少ないものを優先して、できるだけ手を付けやすい方から順位付けしましょう。
習得に掛かる時間
習得に掛かる時間とは、そのまんま課題を克服するのに掛かる時間のことです。
結果が出るまでに時間が掛かると、やる気が継続しません。
そのため、なるべくピンポイントで練習項目が少なく、課題克服が早そうなものを優先します。
優先順位に沿って、課題の順番を書き換える
さて、これで番号は振り終わったでしょうか。
では最後に、課題と練習項目を順番通りに書き換えます。
できるだけ毎日開くノートに書いたり、紙に書き出して机の前に貼ったりしてください。
画像にしてパソコンのデスクトップ画面に置くのもいいですよ。
これでいつでもすぐに必要な練習内容がわかる環境が整いました。
「今日は何の練習をしようかな」と考えるのと、「今日はどの練習をしようかな」と選択するのとでは労力も効率も違います。特に学校や仕事から帰った後は脳が疲れているので、思考のパフォーマンスも落ちてしまいます。
「今日は適当に模写でいいや」などと目的のない練習になりがちでもったいないです。
もちろん無駄ではありませんが、効率が悪いということですね。きちんと学ぶべきことが念頭にあることは大事です。
計画は作るときは面倒ですが、後々でその威力を発揮しますから、是非ここまでやってみて下さい。
では、この練習計画作成も次回で最後です。
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