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イラスト初心者のためのオリキャラ衣装の考え方

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 こんにちは、ザキナナです。

 今回は壊滅的にデザイン力のない私が、どうにかオリキャラの衣装を設定した方法をシェアしたいと思います。

 すんごく初歩的なことですが、奇抜な衣装や特殊なデザインまでは必要ないという、イラスト初心者の方の参考になれば。

 これをベースにして、そこから発展させていただければなと思います。

 すでにオリキャラがいる前提で進みますので、1からキャラデザするのには向いていません。

 そのうちキャラクターの作り方もまとめたいなあ。

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最初から絵にしようとしない

服2画像

 描きたいキャラがすでにいるなら、ある程度の設定はあると思います。

 その中で、一番目立たせたい特徴に沿ったベースの服を考えます。基本的にはそのキャラの職業、もしくは性格に付随した衣装がいいですね。

 例えば、職業なら医者、冒険者、盗賊など。これは狙って印象をずらす場合を除いて、一目で分かりやすいほうがいいです。バックボーンのない、単に奇をてらっただけのデザインは読者を混乱させ、ストレスを与えます。

 一方、性格に付随した衣装というのは、露出が多い、がっちり着込んでいる、ルーズな服を着る、ダメージものを着るなど。職業と合わせて考えた方がさらに分かりやすいと思います。

 いずれも、その服を着ている理由を説明できるベースがいいです

 自信家の美形だから体の線が出る服を好んで着る、末っ子の一人娘でお人形さんのようにかわいがられ、親からゴスロリを着せられている、などなど。

 そうすることでおのずと他のキャラとの差別化もはかれます。

 まずは文章で、それらをまとめましょう。

 想像だけで描こうとすると、自分の引き出しにある描きやすい服になってしまいますので気を付けて!

 文章に起こした後、本やネットの画像検索などで参考になる資料を集めます。その際、材質やしわのでき方なども見ておくと、絵にするときに役立ちますので要チェック!

資料を見ながらベースの服を描く

服3画像

 資料をもとに、ベースとなる服を描き込みます。

 まずはデザインなどは考えず、全体のシルエットと服のバランスを見て下さい。

 丈が長すぎる、上半身だけ厳つい、シャツの裾がズボンから出てると胴長に見えるなど、気になるところはこの時点で修正します。

 見えない部分を別で描いてデザインするのもいいと思いますが、最初はトータルで一度仕上げてしまうことをおススメします。全体でまとまらないと、せっかくのデザインが無駄になってしまいますので。

服4画像

 次に服に必須のボタンやベルト、留め具などを描き込んでいきます。

 必ずあるものなので、これも迷わず描けますね。数や配置、大きさ、大まかな形だけを決めて置いていきましょう。

 このベースさえ決まってしまえば、多少デザインで冒険をしてもそれほどヒドイことにはならないはず。この時点での衣装が、すでに職業や性格の地盤になっているからです

 ここまで描き込んだら一旦絵筆を置いて、もう一度文章でここに描き足したいモチーフを書き出しましょう。

 できれば性格や職業から連想されるモチーフ、印象的な模様、他と差別化をできるアイテムなど、特徴的なものを10個ほど。もちろんもっとあってもいいです。大小を加味するとなお良いかと。

 個人的には設定がゴチャつかない程度の方がいいかと思いますが、ソシャゲの一枚絵にするようなキャラなら情報量が多い方がいいかもしれません。

 あまり偏りがないよう、全身にバランスよく設定しましょう。

 モチーフも、できれば資料を準備した方がデザインの幅が広がります。

 宜しければ参考にどうぞ↓

モチーフを描き込む

服5画像

 大きな場所を取るデザインやモチーフから描き込んでいきます。

 大きいものから描く理由は、衣装の印象に直結するからです。描き込んでみてイメージと合わない場合は潔く描き直します。

 モチーフのメリハリを付けて、アピールしたいものは大きく、ディテールを上げるためのものは小さく描くといい感じ。みんな同じような大きさだと、視線が滑ってしまうのでもったいないです。

 すべて描き込んだら少し離れて全体を確認します。

 ネットに上げるのなら、とりあえず表示サイズと同じ大きさで見ておきましょう。モチーフ配置のバランスをなるべく客観的にチェックします。

 まだモチーフが足りないようなら描き足したり、ディテールを上げるために細部を描き込んだりしましょう。服の縫い目やタック、折り目などを描くのも有効です。

服6画像

 足りないモチーフを描き足すにも一応理由を付けます

 ディテールも上がるし、描き足したアイテムからストーリーのアイデアが出ることもあるので、この理由付けは結構あなどれません。

 こうしてモチーフを盛り込んで、そのキャラらしさが出れば完成です。

衣装のデザイン完成!

服7画像

 この後はボタンの細工や服の柄、中に着ているもののデザインなど、細かく決めておくと楽になります。

 カラーイラストを描くなら配色も決めた方が後々悩むことがないのでいいですね。皆様は是非色塗りまでやってみて下さい。

 衣装の描き方は以上です。

 私も早くカラーの勉強をして上手に配色できるようになりたい……!(彩色に関して本当にド底辺なので)

 塗りは来年の課題です。

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