オリジナル衣装創作のための装飾モチーフ一覧

　こんにちは、ザキナナです。

　今回は、先日上げた衣装の考え方に役立つ（かもしれない）モチーフを思いつくままにリストにしてみました。

　ちなみに先日上げた衣装の記事はこちら

　このリストは、ノートにほぼ殴り書きだったのを自分のためにまとめたようなものなので、ざっくりとした分類です。

　他にもいいモチーフを見つけたら随時更新していく予定。多少の参考にはなると思います。

　基本的にウチは男子絵練習ブログですが、女性のモチーフも一応入れておきました（ビンディなど）。適宜お使いいただければ。

　一応、記事の最後に一覧表が印刷できるようにしてありますので、いちいちパソコンを立ち上げるのが面倒な方はプリントアウトしてください。

　A4用紙一枚分です。今のところ。

髪の毛を装飾するモチーフ

　主に髪型に関係するモチーフです。似た用途のものが多いですが、微妙にディテールが変わります。

　同じく髪を結うものでも、ヘアゴムとシュシュでは印象が違いますよね。

　そういう細かい差を考えてデザインするのも楽しいです。

　帽子だけでも、キャップ、ハット、テンガロン、ベレーなど多種多様でデザインの使い勝手がいいです。これに下の方でリストにしている缶バッジやらワッペンやらを付けると絵の情報量が上がります。

　ただ、やりすぎるとうるさくなるので気を付けて。

主に顔を装飾するモチーフ

　次は顔周りを装飾するモチーフです。

　白毫とは、大仏とか仏様の眉間についてるアレです。毛。

　ビンディは原則的に既婚で、なおかつ夫が存命中のインド女性が付ける、眉間の赤い点。

　第三の目は眉間に付いてる三番目の目です。概念的なものでなく、三つ目のデザインとして。

　以上の三つはチャクラの関係から同じ場所にあるけど、全くの別物です。かなり特殊なのでデザインに取り入れる方はあんまりいないと思いますが一応簡単にご説明まで。

　お面には狐やひょっとこ、おかめなどの和ものの他に、オペラ座の怪人のような仮面、目だけ隠す変装マスク、鼻から上だけ隠すハーフマスク、全隠しの被り物などいろいろな種類があります。

　リストから連想して、様々なデザインをしてみて下さい。

ベースデザインのディテールを上げるモチーフ

　これはモチーフというか、加工？

　とりあえずどんな服にも問題なく追加できるものを上げてみました。

スリット	タック	フリル	切り返し
折り目	縫い目	ｼｮﾙﾀﾞｰﾙｰﾌﾟ	ポケット
刺繍	裏地	折り返し	編み上げ
フリンジ	鋲	型押し	スパンコール

　鋲はちょっと特殊かな。パンクでロックな人が手袋とか革のジャケットに付けてるような、銀色のアレですね。

　折り目はそれだけでキャラクターのきちっと感を表せたりしますし、縫い目は描き方によってピチピチ感やだぼだぼ感を出せます。

　裏地は隠れたオシャレを表現できます。学ランで表は普通だけど裏地に登り龍の刺繍があるなんていうのも、昔の硬派な少年マンガっぽくていいですよね。（オシャレ？）

ベースデザインを無理なく装飾するモチーフ

　ベースデザインに上手くなじませることでディテールの上がるモチーフです。

　絵の情報量を上げるのに役立てて下さい。

ベルト	バックル	ネックレス	ペンダント
ブレスレット	アンクレット	バングル	カフス
飾りボタン	ネクタイ	タイピン	スカーフ
ブローチ	バッジ	ワッペン	サスペンダー
腕時計	コサージュ	花	指輪
手袋	タッセル	リストバンド	キーチェーン

　ネックレスだけでも、シルバーアクセにするか、喜平にするか、それともビーズにするかなどで差別化ができます。

　あえてなじませずに主張をさせることで印象を変えられますが、あんまり乗せすぎると一貫性がなくなったり画面がうるさくなったりしますので上手く配分してください。

特殊な装飾のモチーフ

　こっちはあまり汎用性のない装飾モチーフです。特定の職業や特徴のある人をイメージさせるものが多いかな。

肩章	記章	腕章	しっぽ
飾り緒	数珠	タスキ	翼
羽根	入れ墨	ﾎﾞﾃﾞｨﾍﾟｲﾝﾄ	包帯
傷	あざ	体毛	ホイッスル
ゼッケン	名札	入館証	聴診器
サラシ	ホルスター

　飾り緒は飾緒（しょくちょ）、エギュレットと呼ばれる、軍服の肩に掛ける紐です。右肩から前身ごろに回す金や銀の飾り紐ですね。

　タスキは駅伝などて使うものもそうですが、和服・着物の袖や袂が邪魔にならないようにたくし上げるための紐のことも指します。

　ホルスターは脇に下げたり、腰に着けたり、太ももに着けるのもよく見ますね。足首に着けるのや、ホルスターなしでズボンの後ろのベルトに通すのもカッコいいです。

　このリストのアイテムは特殊ゆえに物語性を大いに含むため、キャラクターのバックストーリーに関わる発想にも使えるかもしれません。

ちょい足し小物

　なくても問題ないけれど、手元が寂しい、もう少し情報量を増やしたいというときに無難に使える小物のリストです。

かばん	リュック	ポーチ	ｾｶﾝﾄﾞﾊﾞｯｸﾞ
ｱﾀｯｼｭｹｰｽ	ﾋﾞｼﾞﾈｽﾊﾞｯｸﾞ	ﾎﾞｽﾄﾝﾊﾞｯｸﾞ	ペン
ハンカチ	傘	キーホルダー	お守り
缶バッジ	扇子	うちわ	本
タブレット	スマホ	花束	ぬいぐるみ
ステッキ	はたき	ホウキ

　人物の衣装デザインに付随するアイテムと考えて、常に近くにあるもの、常用しているものを想定しました。

　常に身近に置くものは、その人物がどういう人間かを表すのに使えます。

　ビジネスバッグを常に持ち歩くなら営業マン、ぬいぐるみをそばに置いているなら可愛いもの好き、花束を持っているならしょっちゅう奥さんに花を贈る愛妻家かも、などなど。

　お守りなら交通安全か安産祈願か学業成就かで表す人が変わります。

　キャラクターに合った小物を探してみて下さい。

特殊小物

　最後に、かなり人や職業を選ぶ小物をリストに置いておきます。

武器	盾	旗	手枷
足枷	手錠	警棒	楽器
マイク	ハリセン	鞭	農具
カメラ	松葉杖	スポーツ用品	指揮棒
手品用品	纏	提灯	カンテラ
たいまつ	花火	錫杖

　武器は諸々、ファンタジーから極道ものまで、言わずもがなですね。

　これらの小物も、特殊性からキャラクターのバックストーリーに関わってしまいます。理由がなければ手にするものではないからです。

　逆に言えば、これらを持たせると否が応にも物語が生まれます。キャラクターの過去に厚みを出すために、あえて持たせてみるのも面白いかもしれません。

とにかく描いてみよう！

　いろいろごちゃごちゃ書いてきましたが、とりあえず気になったものは盛り込んでみた方が楽しいですよ。削るのは後からいくらでもできます。

　そして見た目の良さはもちろんですが、ぜひ『このキャラだからこのデザイン、この小物』と説明ができるようにしてみて下さい。説得力って大事です。

　剣を使えない人物に剣を持たせる、大いに結構。その剣は亡き師匠の形見だとか、剣を使えないのに唯一その剣を使える勇者に選ばれてしまったとか、理由があればいいんです。

　そこから自作のキャラクターに思わぬ厚みができるのもまた楽しい。

　とにかく描いてみましょう！

　以上、ザキナナでした。

　このリストをプリントアウトしたい方は、下のモチーフ一覧からどうぞ。