こんにちは、ザキナナです。
今回は前回作ったイラスト練習計画表をもとに月の課題を決め、それを実行していくやり方を紹介しますね。
ここに書いたことだけに集中して練習をしていくと、あちこち目移りしながら進めるよりもぐっと効率が上がります。
例えば絵の参考にしようと講座を見るとして、思いつくまま見つけた端から塗りの講座、構図の取り方、エフェクトのメイキングを見ていく……。すると見たい講座はいくらでも出てくるし、せっかく見た情報はどんどん上書きされて、結局最初に何を見てたかも忘れてしまいます。
それよりも、この期間はこれと決めた練習に集中する。
パースの取り方を勉強すると決めたなら、その講座だけ見る。そうすれば見る講座の数も絞れるし、パースについてだけに特化するので知識も蓄積されます。
事前準備が必要なのでちょっと人を選ぶかもしれませんが、なかなか絵が上達しない、他の人がしている練習法が合わないという方は是非試してみて下さい!
この練習計画は自分の弱点に合わせ、足りない部分を自分なりのやり方で補強していく方法です。

今月実行する課題を決めよう(Plan)

ここからはイラスト練習計画表を手元に置きながら実践してみて下さい。
一応個人的に作ったフォーマットを載せていますが、普通にノートとかで大丈夫です。
準備はできましたか?
ではまずイラスト練習計画表の課題から、
- クリアできれば目に見えて効果がある
- それほどハードルが高くなく、気軽に取り掛かれる
- あまり時間がかからない
この条件に合う項目を3つ取り出して下さい。まだ優先順位などは考える必要ありません。
それを3行以上の隙間をあけてノートに写します。
ちなみに上記の3条件は、手を付けるのが面倒くさくなって放り出してしまわないように、心的負荷を減らすためのものです。〇〇さんがいいと言っていた練習法だから、と苦手なものに取り組んで嫌になってしまうより、この練習法はずっと楽ですよ。何せ自分仕様ですから!
……さて、3つの項目は決まりましたか?
では次に、それぞれの項目をクリアすることにつなげるための、具体的な練習内容を決めます。
自分の弱点を克服するのに必要だと思う練習内容を、3行あけた隙間に書きましょう。
具体的に、というのが重要です。
- できるだけピンポイントな内容に絞る
- 数値化して、だれが見ても明確な達成基準を設ける
- これならできるだろうという項目にする
張り切りすぎて、ハードルを上げすぎないように気を付けて下さい。
毎日続けるって結構大変です。それが自分の苦手に取り組むならなおのこと。
できるだけ内容を分解し、達成数値を決め、疲れていてもどうにかやれるという項目を作りましょう。
手のデッサンをアングルを変えながら5回描く、などですね。
書きあがったら、それぞれの項目の効果・気軽さ・時間をチェックします。
そしてその中から、特に効果が見込めて気軽に取り組め、時間のかからない項目を3つピックアップし、次に進みます。
週ごとに実行する課題を記入し、取り組む(Do)

上でピックアップした課題を「1週目の課題」の項目に記入します。終了。
今週はこの課題に集中して取り組んでください! あちこちに手を付けるよりも、ずっと発見が多いはず。
その課題を苦手とする理由、どこがおかしいのか、どうすれば描けるのか、手を動かしながら自分でめっちゃ考えてみましょう。
数をこなすより、一回ごとに考える!
気付きがあったら必ずメモを残すようにしてください。これ、自分自身の宝になります。
他人の絵は参考にしても、あんまり鵜呑みにしないようにしましょう。商業ベースで売られているイラストの技法書でも、内容が間違っているものが時々あります。
その違和感に気付いて自分で修正しながら使えるようになるまでは、基礎練習で楽をしようとしない方がいいかもしれません。
毎日の項目がクリアできたかどうかは、カレンダーやスケジュール帳に〇✕を付ける程度でいいので記録しておくと、後で評価が楽です。
イラスト練習を課題に沿って1週間続けたら(Check)
さあ、1週間に3項目だけを集中的に練習したら、検証をしましょう!
これをやらないと自分の成長を確認できません。問題点も見えてきません。せめて1ヶ月、4週間は続けてみて下さいね。毎月できなくても、思い立った時にこれを繰り返すだけでも気付きは蓄積されます。
……さて、課題のチェックは上の、「週の課題と進捗チェック表」の右側を使います。
進捗はそれぞれ、以下でチェックしてみて下さい。
- 完了=課題をクリアし苦手を克服した、コツをつかんだ
- 持ち越し=課題はクリアしたがまだ理解不足、引き続き要練習
- 再考=課題がクリアできなかった、やり方が合わなかった
完了なら翌週の項目には、別の課題を入れましょう。持ち越しは翌週か、それ以降に課題を移動します。
問題は再考の場合ですね。
その場合は、下の欄を使います。
課題項目を改善する(Action)

検証の欄は、イラスト練習をしている最中にあった気付きを書くメモ欄です。空白でもいいですが、練習してる最中に、「もっとこういう練習するべきかも」「自分、これも苦手だったわ」ということがありませんか? 私はよくあります。
それを書いておきましょう。覚えておこうと思っても忘れます。メモって大事。
この欄に書いたこと、および進捗チェックで再考だった項目をもとに、今度はその下の改善欄を記入します。
自分に合わなかった練習は何が原因か、どうすればできるか、この練習を先にするべきだなどなど。続けられる項目に改善していきます。
例えば私は「いろいろなポーズを1日3体描く」という練習を設定してクリアできず、再考に回しました。
そこで検証してメモしたのが、「そもそも首と肩回りがちゃんと描けていない」ということ。
改善として、「まず肩回りと首の比率や可動域を調べてまとめる」という課題ができました。
こんな感じで、ひとつひとつ自分の弱点をあぶり出し、それをつぶしていくのがこのPDCAの検証と改善のキモなのです!
まとめ
PDCAは
- 課題を設定し(Plan)
- それを実行し(Do)
- 進捗を検証し(Check)
- 改善をしていく(Action)
これを繰り返すだけのシンプルなものですが、その効果はとても高いです。
いちいち考えてメモを取って課題を作って……なんて面倒だと思うかもしれませんが、週次チェックや月次チェックの予定をスケジュールなどに組み込んで、是非とも試してみて下さい。
正直、もっと若い時にこのやり方を知っていれば、今頃ずっと上手くなってたのになあと個人的には思っております。
昔は自分の描きやすいもの、描きたいとこしか描いていなかったから、全然上達しなかったんですよね……。
この遅れを一気に取り返すべく、今後もガンガンPDCAを回していきたいと思います!
最後に、このフォーマットを印刷できるようにしておきますので、使いたい方は下からどうぞ。
ちなみにこれが私のPDCAのバイブル。PDCAの本は何冊も読みましたが、一番分かりやすくて効果が目に見えました。
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