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イラスト練習:八頭身男子の全身比率まとめ

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 こんにちは、ザキナナです。

 ここまで部分別にアタリと比率を描いてきたのですが、バラバラだと後で参照するときに見づらいのでまとめてみました。

 あくまで標準的なもの、私が骨格図や筋肉図から割り出したものがベースとなっています。

 イラストの個人差も、キャラクターの個人差もありますので、大体の目安としてご覧ください。

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八頭身男子の全身比率【正面】

 一番左側の目盛りはそのまま頭身です。

 この比率を守っていれば、いろんなポーズをとったときに身体のバランスが崩れることを防げます。太っていようがガリガリだろうがランドマークの位置はほとんど変わらないので、一度覚えてしまうと楽ですよ。

 かかとですが、この位置だけは私は時々くるぶしにすることがあります。

 絵の見栄え的に、膝下が少し長いと脚長効果が狙えるからです(マッチョを描くと脚が短く見えがちなので……)。

 ただ、あまり長くすると違和感が出るので、さじ加減を考えながら描きましょう

 

 身体の右側にある目盛りも、ひとつ一頭身です。参考までに。

 乳首から割り出す肩の位置や前鋸筋と外腹斜筋の境目の位置など、これも個人差があるので目安程度で。

 乳首の位置は大胸筋の鍛え方によってもだいぶ変わってきます。他の要素も鑑みながら、考え方の一つとして参照してみてくださいね。

肩幅や首幅の比率はこちらもどうぞ

八頭身男子の全身比率【横】

 横から見たとき、体はS字を意識します。

 筋肉の厚みによって体のシルエットがまるで変わりますので、そのあたりも加味していきましょう。

 鍛えている人は総じて肩・胸・背中が大きくなり、腰回りとの落差で完全な逆三角形になります。腕も足も太くなります。

 ただそれでも、体の比率自体は変わりません

 最初のうちは標準体型のアタリを取ってみて、そこに筋肉を盛っていくと描きやすいかもしれません。

 私は逆で、ついマッチョになってしまうので、一度マッチョを描いてから筋肉を削っていく方が多いですが。

 

 ポーズによる筋肉の変化にも気を付けながら、体に厚みを付けていきましょう。

 痩せてる人でも胸郭はそこそこ厚みがありますので、体が薄くなりすぎないように注意

八頭身男子の全身比率【後ろ】

 背中は、本当に難しいです!

 筋肉をデッサンしようにも、どこが何の筋肉か分からないということが多々。

 初心者のうちは、図にある表層筋肉を主体に描くといいかもしれません。その筋肉も、鍛えて肥大するとかなりシルエットが変わりますので、最初のうちはある程度割り切って描く方が良いかも。

 

 深部筋肉なら、そこそこ目立つ脊柱起立筋群を覚えておくと彩色の時に役立つのでおススメ。

 図にも少しだけ線を入れてある、腰のあたりの背骨に沿った縦の筋肉です。本来はもっと上まで続いているのですが、目立つのはこのあたり。

 背骨を挟み込むように盛り上がっているので、背骨の縦のくぼみを際立たせます。

 背中の立体感が出せるので重宝しますよ。

 

 それから、後姿はお尻が股下より少し下に来るため、脚や腕が少し短く見えます。

 これはあくまでリアルに近い比率でやっているせいなので、気になる方は手足を少し長めに描いてもいいと思います。

 絵が映えるなら、多少の嘘比率や嘘構図はあってしかるべき! 何もかも正確に描かなくちゃいけないなら、写真でいいですものね。

 もちろん、絵を見た人に違和感を抱かせない手腕は必要ですが

 このあたりは私も精進したいところです。

まとめ

 八頭身男子に特化した比率を描いてきましたが、縮尺を変えれば六・七頭身くらいなら流用できると思います。

 何につけ、肉付きが変わっても体の比率は同じなので、一度覚えてしまうのが早道かと。

 最悪、股から上と股から下は1:1くらい覚えておけば、ある程度ざっくりとは描けるのではないかなと思います。

 

 この比率を考えながらしばらく練習していると、自然と体が覚えて、わざわざ考えなくても描けるようになりますので、そこまで頑張りましょう!

 比率が身に付くと、変わったポーズを取らせても身体の部位の大きさがちぐはぐにならなくなります。

 膝を曲げて屈んだりするポーズなんかが苦手な人にはてきめんだと思いますので(私がそうでした)、是非覚えてみて下さい。

今回の参考資料↓

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