記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

オバ絵(オヴァ絵)脱出プロジェクトだよ!その4

スポンサーリンク

 こんにちは。いまだに自身のオバ絵と戦うザキナナです。

 そろそろ構図とか塗りとかエフェクトとか、そういうものに移行しようと思っていたのに、「あれ? 私の絵まだまだオバ絵じゃね?」と気付いてしまい、再びひたすら分析に明け暮れていました。

 そして辿り着いた原因は、どうやら私が練習のためにやっていた

模写の仕方が悪い

ということ。

 今どきの絵を取り入れようとして、全然できていなかったようなのです。

 

 今回は、「模写をしても上達している気がしない」「出来上がるとどことなく自分の絵になっている」「悪い意味で完璧主義者である」という私と同じ症状をお持ちの方への、個人的に効果があった対策をお伝えしたいと思います。

スポンサーリンク

模写をしても上達している気がしない:その原因と対策

 絵を描き始めた最初の頃は、模写をしているとどんどん上達していきます。

 しかしある程度描けるようになると、あまり効果を感じられなくなってきますよね

 知識が自分の中で蓄積され、吸収できる技術が少なくなっていくのだから当然と言えば当然なのですが、もしかすると私と同じことをしていませんか?

 

それは、模写するイラストを選ぶときに、「あまり労力をかけずに描ける、楽な絵や描きやすそうな絵を選んでいる」ということです。

 

 意識するしないに関わらず、上手い絵って「自分には難しそう!」と尻込みしてしまいます。実際、簡単に描かれているようで細かいディテールを表現していたり、逆にものすごい描き込みをしていたり……。

 それでも、得るものはこちらの方が遥かに上。

 やはりもっと上手くなりたいなら、模写をするイラストからしっかり選んだ方が良いようです。

出来上がるとどことなく自分の絵になっている:その原因と対策

 こちらも絵を描き慣れた弊害なのですが、模写をして出来上がった絵が「自分が描いたものだ」と分かるほどの自分絵臭を感じることがあります

 

 これは「手本の絵を無意識に自分の手癖で修正してしまう」のが原因ではないでしょうか。

 

 例えば鼻の角度、髪のうねり、微妙な目と目の間隔などなど。

 手本の絵を見て「ふむふむ、こうだな」と頭に入れたはずの線が、自分の手元に視線が行った途端に、自分の描き慣れた線に引きずられてしまうんです。一つ一つは小さな違いなのですが、それが積み重なって、完成するとすごく自分の絵臭が漂っている。

 良いところを吸収したいのに、何だか進歩が感じられなくて残念な気持ちになりますよね。

 

 そこで、どうにかしたいと考えて始めたのが「手元を見ずに模写をする」ことです。

 純粋輪郭画法と言うらしいのですが、これが私にはテキメンに効きました。

 やり方としては

  • 手元を見ずに手本から目を離さずに描く
  • ゆっくりじっくりと超スローで描く

 これだけです。

 有名な『脳の右側で描け』という本に載っている練習法だと後から知りました。私はこの本自体は読んでいないので、もっと詳しく知りたい方や理論を確認したい方は読んでみてもいいかもしれません。

 以前は「手元を見ずにぐちゃぐちゃな絵が出来上がることに意味があるの?」と的外れなことを思っていたのですが、目的は「きれいに模写をする」ことではなく、「模写で技術を習得する」ことなんですよね。お恥ずかしい……。

 

 すごく集中力がいるので、個人的には絵全体ではなく、重点的に描き方を習得したい場所を絞ってやることをお勧めします

悪い意味で完璧主義者である:その原因と対策

 上の項から続く話ですが、模写の目的は「きれいに模写をする」ことではなく、「模写で技術を習得する」ことです。

 

 それなのに、つい「模写絵を元絵に近付ける」ことだけに躍起になってしまうことがあります。模写が似ないことが我慢ならないんですね。

 完璧主義を発揮する場所を明らかに間違ってます。

 特に上の自分臭のする絵を修正する時など、技術云々よりもいかに手本に似せるかに意識が行ってしまい、上手く模写できたところで何の気付きも頭の中に残っていない、なんてことに……。

 そのくせ模写自体は上手くいったから、それで満足してしまう。これ、成功体験になっちゃうから質が悪いんです。

 

 私は練習用のノートやスケッチブックにもちゃんとした絵を残したがる、つまり過程よりも結果にしか目が行ってないダメ完璧主義だったので、とても効率の悪い模写をしていました。

 

 この状態を脱するにはやはり「模写の目的を明確にしておく」「模写で習得したい内容を事前に決めておく」ことが大切なようです。

 意識の主軸を常に学びの方に置いておくのが大事!

まとめ

 オバ絵脱出というより模写の話になってしまいましたけれども、まとめますね。

  • 模写をするなら少し難しいなと感じるレベルの手本を選ぶ
  • 集中的に学びたい部分は「純粋輪郭画法」で模写してみる
  • 元絵に似せるよりも絵から学ぶことを重視する

 これで練習をした結果、多少は今どきの絵を吸収できたかな? という感じです。

 最後に、前回のオバ絵脱出絵との比較を載せますね。

オバ絵脱出

以下、今回の私の練習参考資料。スカルプターは相変わらず役に立ってます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました