こんにちは、ザキナナです。
今回は線画がきれいに描けない自分の備忘録。
本やネットの講座、神絵師のイラストなどを色々見て、自分なりに線画を上手く見せるためのポイントをまとめました。
劇的に変わるわけではないけれど、このちょっとした印象の差が何故か見る人には分かっちゃうんですよねえ。技術的にはまだまだですが、ひとつずつ丁寧に頑張っていきましょう。
改善前の線画を検証する
こちらがいつも通りに描いた線画です。
ただ、ちゃんと設定してなかった筆圧感知を調整したら、前回描いた絵(フカンの時の絵です)よりもこれだけで断然見れる線画になった……。
みなさん、筆圧感知は適当にせず、きちんと設定しましょうね……(自戒)。
あと線画と言いつつベタと影塗りしてます、すみません。画面が白すぎて間がもたなかった。
とりあえずこのイラストにセルフ突っ込みしていきます。
自分の絵への突っ込みはこんな感じ。
一応線画描きのポイントを文章にもしておきます。(画像にない項目もあります)
- アウトラインや手前にあるパーツの線は太く、奥は細く
- 光の当たる部分は細く、影になる部分を太く
- 髪の毛など自由な動きが付けられるものは勢い重視でワンストロークで描く
- 輪郭などの微妙なずれも気になるところは短めで繋げながら描く
- キャンバスの拡縮や回転を使い、一番きれいに線が引ける状態で描く(怠慢しない)
- 重なりのある部分はレイヤーを分けて描く
- 一本の線にも強弱をつける
- ディテールを上げるときは細い線で
- インク溜まりは線が交わるところでなく、線が重なるところに描く
- 接地面は太く
項目は多いですがそれほど難しいことはないので、これに気を付けながら改善していきます。
改善した線画を検証する
全く同じ下絵から、前項のポイントを気にしつつ線画を描き直してみました。
この状態だとどこが変わったのか分かりづらいので、並べたものがこちら。
改善前はブラシサイズをほとんど変えていないのでメリハリがありません。
顔の輪郭が重ね線で描かれているためガタガタ。
右の改善後はブラシの太さをマメに変えて、短めに線を繋げることで重ね線を減らしました。
ディテールを出す線を丁寧に入れ、インク溜まりも適宜に。
なんとなく、こっちの方が髪の毛がサラサラに見えません?
あと、最近気を付けているんですが、線には意味を持たせるのがいいかと。
つまり、無意味な説明のつかない線を描かないということです。絵の情報量を上げるためだけにいらない服のしわを描いたり、無駄な装飾を付け足したりしない。これをやっちゃうと絵がごちゃごちゃになって、逆に下手に見えちゃったりします。……はい、過去の私です。
イラストって思いのほかロジックの塊で、感覚だけで描けちゃう人もいるんですがやはり存分に頭を使うべきだなと思うのです。
逆に考えれば私のように絵の感覚が鈍くても、ロジックでどうにか描けるようになる。そのロジックを掘り起こして個人的にまとめているのがこのブログってことですね。
まだまだ精進あるのみです。
さてポイントを押さえたあとは、線画は慣れですぞ! きれいな線を引くには、やはり手を動かすしかない。頑張るぞ~。
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